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デッサンについて。

美術の世界では、講評だの人からの意見だの

いろいろあって、メジャーな言葉では

「これ、デッサンが狂ってるね」なんていう

指摘がある(笑)。もし、そんなこと言われた人

がいるなら、その方へのアドバイス・・・

「気にするな」(笑)。まぁ、スーパーリアルアート

とか目指してんなら必要かもしれないけれど、

世の溢れる絵、デッサンが狂ってなくても、

つまらない絵なんてたくさんあって、デッサンが

狂いまくっていても素敵な絵なんてたくさんあって

(個人的感想だけど、これは独断美術批評なのでw)、

結局は、乱暴な言い方だけど、正確さより

センスが何より大事かなと。。山や海、人や動物、

見たまま描けることなんかよりも、どう表現できるか、

そっちのほうが必要と思われるのだ。。。

もちろん、デッサンとかそれなりにすごく大事だけど、

正確さそのものではないんだな。。。なんというか。。

昔読んだ美術のニュースで、かのダヴィンチのモナリザ、

X線で調べれれば、何度もなんども、口元の表現を

直していた過程がわかったらしい。。あれほどの天才で、

デッサン力確かな人が、モデルを前に、ただそのまま

「正確」に口や口元を描くのなら、そんなのたやすい

ことだったに違いない。。でもそれを「消して」

自分の中の「表現」というのを追求した。。

そこに「美」という世界の深さがあると思うんだな。。

うまくは言えないけど。。セザンヌも絵は当たり前に

うまいけど、わざわざああいう描き方にたどりついた。。

実際、あの絵をリアルに再現したら、ぜんぶりんご、

転げ落ちちゃうわけですよ、テーブルから(笑)。

ひとつひとつのりんごは丁寧に描かれてるけど。。

デッサンだって、構図だって、まぁ最初は教科書通りに

描けることは大事でしょうけど、、(写実的に描いてる人

だって、)単にそれだけにとどまらず、自分なりの

表現とは何かって部分で追求や試行錯誤を繰り返して

いくことこそが、画家としてより深みを出していくための

大事なことではないだろうか。。。

オールドタイムス

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